釧路産のマダラから桜でんぶができるまでの記録

雛祭りが近かったので、「何か釧路の食材を活かしたい!」との思いから、あのピンクの「桜でんぶ」を手作りしてみることにしました。意外と知られていないのかなと思うのですが、桜でんぶの原料はタラなのです。(私も大人になってから知りました)

桜でんぶの作り方はそれほど難しくはありません。ただ、自分で作ろうとまではなかなかならないので、後にも先にも貴重な体験であることには間違いないと思います。

私自身も市販の桜でんぶに慣れていたので、「魚の味がする!」と本来の味でありながらも未知の食べ物に遭遇したような不思議な経験ができたので記録を残しておきます。

サッと作りたい方はこちらへ。【レシピ】

釧路産「マダラ」から作る手作り桜でんぶ

http://kushirepiro.com/recipe/sakuradenbu/

桜でんぶの材料は?

まず、桜でんぶを作るためには次の材料が必要です。

タラ 200g、砂糖 大さじ1.5〜2、酒 大さじ1、塩 適量、食紅 適量

マダラはこんな感じで売っているので、必要な分だけとって余ったものを別の料理に使いまわせます。この量で大体500〜600gです。

もちろん切り身を買ってきても大丈夫です。

あと、ピンクの色は食紅を使います。以前は色の種類も少なく、ピンクの色をつけるには赤を少しだけ使うしかなかったのですが、今はピンクの食紅というのも売っています。

桜でんぶを作る手順

材料が揃ったら、いよいよ作っていきましょう。といっても簡単なので15分くらいあればできるのではないでしょうか。

1.タラの皮と骨を取り除く

タラは小骨が少ないので、大きな骨を取れば大丈夫です。「骨抜き」という調理器具があると便利ですよ。皮も強めに引っ張ると綺麗に取れます。

2.身を茹でる

小鍋に身が隠れるくらいの水を入れて、身を入れて茹でます。

皮付きのまま茹でる方法もあります。順番が前後して茹でてから皮や骨をとっても大丈夫です。沸騰させて身の色が変われば火が通ったことになります。

お湯を捨てるためにザルにあげましょう。

3.フードプロセッサーにかける

手で身をほぐすこともできますが、身をさらに細かくするためにフードプロセッサーに入れて攪拌します。

注意点は、攪拌させすぎないこと。あまり長時間かけるとお団子のようになるので、数十秒で大丈夫です。

身が細かくなりました。まとめればすり身にもなりそうです。

4.調味料で味付けをする。

調味料は砂糖、酒、塩で、色付けの食紅も用意します。

茶色の砂糖は色が付いてしまうので、きれいな色を出したいときは上白糖を使ってください。

水分が飛んで砂糖が全体に回ればよいのでグツグツ煮る必要はありません。

様子を見ながら食紅を加えていきます。

菜箸を使うのは、身を固めないようにするためです。ほぐすように混ぜていきましょう。

完成

こちらが完成した桜でんぶです。

ほんのりと薄いピンク色に仕上がりました。大成功です。

そしてちらし寿司に載せるとこのような感じに。

なかのちらし寿司は「素」を使ったので、桜でんぶに一番手をかけたことになります。笑

特に手作りを勧めているわけではないですし、手を抜くところは抜いてもよいと思っています。

ただ、「経験として」はとても面白かったので、時間のある方や一度は手作りをしてみたいという方のお役に立てたら嬉しいです。

雛祭りは甘酒やハマグリのお吸い物と一緒にお子様の成長や幸せをお祝いする行事です。ぜひぜひご家庭でも季節のイベントを楽しんでみてくださいね。

釧路産「マダラ」から作る手作り桜でんぶ

http://kushirepiro.com/recipe/sakuradenbu/

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